招き猫の作陶

招き猫の日本一の生産地は愛知県常滑市

他の名産地としては同県瀬戸市があり、ともに主として陶器製である。
ほかに群馬県の高崎市近郊などで、達磨とともに、同じ製法で生産されている
（木型に和紙を張る「張り子」によるもの）。

さらに近年はプラスチック製品なども登場し、今でも毎年数多くの招き猫が流通している。
ソーラーパネルからの電力で実際に招く動作を繰り返す玩具なども製品化されている。

招き猫の三大産地

歴史も古い焼き物『常滑焼』の里として知られている愛知県常滑市。
定番の二頭身の招き猫がここで造られています。海外への輸出用も含めて、生産量は招き猫全体の８割といわれています。市営の競艇場には最大級の招き猫がシンボルマークとして鎮座しています。毎年８月には常滑祭が開催され賑わっているようです。

古くから製陶業で栄えた町が「瀬戸」。焼き物に関するあらゆるものが集積されています。瀬戸焼の特徴は、高温で焼く磁器製なので表面がつるつると滑らか。常滑とは違いスリムで優美な招き猫が作られています。著名メーカーが密集し、人気キャラクターの陶グッズなども生産されています。毎年恒例の「来る福招き猫まつり」や「せとものまつり」が９月に開催されています。

陶芸術で名高い「九谷焼」は、高級感あふれるブランド。
招き猫にもその華麗な作風が見られ、絢爛豪華という言葉でしばし冠されます。
特徴は、デコレーションケーキのクリームのように少しずつ絞り出しながら描いていく技法
「盛絵付け」通称「デコ盛」といわれる盛絵付けによる招き猫は、他の産地に比べて価格は高めです。
外国人受けのいい異彩を放つ招き猫です。
そして、毎年５月に「久谷茶碗まつり」が開催されています。

湯布院にあるオリジナル招き猫を作っている工房。

この工房輪葉葉は元は九重町にあったそうですが、2011年に湯布院に移転したそうです。

　窯出し日：毎月第２金曜日 第４金曜日（ただし祝祭日と重なる場合は通常の抽選販売）
　窯出し日も平日も抽選

独得の味のある招き猫がいっぱい、遠くからも注文があるようです。
今回いろいろ招き猫について調べている時にわかったのですが、この輪葉葉（わっはっは）の招き猫は「幸運の招き猫」と呼ばれ、持っているとよいことが起きると有名なものだそうです。

この招き猫は店主がサラリーマンを退職後民芸品を作って販売していたのだが、２２年前に友人に招き猫を作ってくれと頼まれてを作り始めた。ある日ゴミ捨て場にあった福来たるという看板を拾ったことがおじさんの運命を変え、看板を拾ってから招き猫を買った客に幸運が次々とやってきたそうです。出典幸運の招き猫 大分県湯布院工房輪葉葉【ありえへん∞世界 4月10日】

メディアで紹介されてから広がったようです。
口コミの力というのはホントすごいですね。日本狭しと話題は拡散していきます。

ここの招き猫は簡単には手に入らないようです。
遠方の人は前の日から泊まり込んで早朝から並ぶそうです。
１０時になると抽選券が配られて、その抽選に当たればこの招き猫を買うことが出来るということです。

遠方の方は通信販売もありますが、こちらも抽選のようです。
話題になった「黄色い招き猫」は通信販売では買えないようです。